愛犬と一緒に泊まれる宿が増えてきていますが、宿泊に関するルールは施設によって様々です。満足度の高い旅行を楽しむためには、宿のルールをしっかり確認しておくことが重要となります。

宿を探す際に、忘れず確認をしておきたいことが、部屋での過ごし方に関するルールです。愛犬と一緒に泊まれるとあっても、犬はケージやサークルの中での宿泊となる宿も珍しくありません。家やペットホテルで留守番をさせるよりは、ずっと一緒に過ごせる安心感を得られますが、ずっとケージの中というのは可哀想な気持ちになってしまうことは少なくありません。折角一緒に旅行に行くのであれば、部屋の中では自由に過ごさせてあげたい、寝る時は一緒に寝たいと考えるのであれば、客室内で放し飼いができる宿を探してみると良いでしょう。

ただ、室内放し飼いが可能と書かれていても、細かいルールは宿によって異なるものです。床に関しては自由に歩き回ることが認められていても、ソファやベッドに犬が乗ることを認めていない宿もあります。そのため、どこまで犬を自由に過ごさせることができるかをしっかりと確認した上で、宿を選んでいくことが大切です。
粗相をしない、物を壊さないなど、しつけができた犬であれば、自由に過ごさせても問題はないのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、どれだけしっかりしつけをしている犬であっても、宿が設定したルールを守らなければ、宿泊先やそこに泊まる他の人に迷惑をかけてしまうことになります。

客室放し飼いが可能な宿であっても、エントランスや廊下など共有部分に関しては犬を自由に歩かせることができない宿も多いものです。館内全てがペットに対応している宿であれば、リードさえしていれば廊下なども愛犬を歩かせることが可能となっていることもあります。ただ、自由にできるのは客室のみとなっていることも多く、この場合はキャリーケースなど移動のためのアイテムをしっかり準備しておくと良いでしょう。