愛犬を迎えておられる方であれば、インテリアで特に注意していただきたいところがあります。
それは、床についてです。

最近では、フローリング床がほとんどだと思われますが、このフローリング床ですが実は愛犬にとって危険なものとなる場合があるのです。
フローリング床材ですが、実は犬にとってはかなり滑りやすく小型犬の場合ですとわかりにくいですが、フローリングの床で立ったり、歩いたりするのがかなり困難で頑張って姿勢を保っている状態のため、さまざまな健康障害に陥る可能性があるのです。

それで、愛犬と一緒に暮らしている方は床を少しでも滑りにくいものにしていただく必要があります。

床を滑りにくくする方法はいくつかありますが、一つの方法はフローリング材の上に滑り止め剤を塗ってしまう方法です。
この滑り止め剤は、ホームセンターで購入できるようなペット用滑り止めワックスやネットで購入できるより高性能なもの、またプロに施工してもらうものなどいろいろなタイプがあります。
このような方法ですと、比較的簡単な施工ですみますし、また元々のフローリングを隠さずに済むというメリットもあります。
費用的には、方法によってかなり変わり、自分でワックスを塗るのであれば、数千円で済みますが、プロによる施工の場合は数十万円になってしまうこともあります。

しかし、このワックスを塗る方法ですが、残念ながら滑り止めという観点で言えば、効果は限定的で、小型犬くらいであれば問題ないと思いますが、大きめの中型犬くらいの体重だとやはり、足が滑ってしまうなーという感じです。

床を滑らないようにするという方法では、はめ込み式のフロアマットやコルクマットを敷くという方法もありますが、これも床面積が広いとコストはそれなりに掛かってしまいます。また、ウレタン製のマットやコルクマットはかなりやわらかいのでそれなりに滑り止めの効果はありますが、耐久性で少し問題があると思います。

それで、デザイン面、コスト面、効果など総合的に見ると、クッションフロアを敷く、という方法が良いかもしれません。クッションフロアはデザインも豊富ですから、元々の床材に似たデザインからイメージチェンジまで自由自在です。
さらに、クッションフロアの上に先述の滑り止めワックスなどを塗れば、より滑り止め効果が高くなります。

愛犬家の方がインテリアを検討するときには、ぜひ床についてご検討いただければと思います。