犬を飼う時は、必ず体に触らせるようにしつけなさいと言われることがあります。これにはいくつかの理由があります。まずなでたり抱いたりして体に触れることで、飼い主との信頼関係が生まれることがあげられますし、ブラッシングやシャンプーがやりやすいというメリットもあります。

そして愛犬の健康管理のうえでも、体に触るというのはとても大事なことなのです。愛犬が体調が悪いのかそうでないかは、体の一部分を見ることでおおよその見当がつきます。まず目ヤニがたまっているとか充血している、あるいは眼球が白っぽい時などは要注意です。その他にも鼻水が多いとか耳が赤くなっている、耳垢が多いというのも何らかの異常が考えられますし、食べ方がおかしいとか口臭がある場合なども気をつけましょう。

耳や口の異常などは、飼い主が耳掃除やデンタルケアをしてあげることもできますが、それでも改善されない時は病院に連れて行くようにしてください。その他には排尿や排便、また呼吸などで異常があるかないかのチェックができます。便に血が混じっているとか異物が混入している、または排尿時にやはり出血があったり量が増えていたりする時は、何かの病気であることが考えられます。

それあkら運動した直後でもないのに呼吸が荒いとか、ぜいぜいといった音が聞こえる時も、病気の前兆であることが多いのです。このような異常を早めに見つけるためにも、ふだんから週に1回は体を触ってチェックするといいでしょう。犬は人間のように、言葉で異常を訴えることはできませんから、何かいつもと違う行動を取るような時には、体に触れて異常がないかどうかを確認してください。

それからこれは人間にも言えることですが、おやつや食事のあげすぎはよくありません。子犬とか高齢の犬、または犬種による体型の違いなどもありますので、それぞれの犬に合わせた食事をさせるようにしましょう。おやつの分量は、1日に必要なカロリーの20パーセント以内が目安と覚えておきましょう。