愛犬の健康のために習慣づけておきたいことが、日々の散歩です。
小型犬の場合、家の中を歩き回るだけでも充分な運動となるため、無理に散歩をする必要はないと言われることがあります。しかし、家の中でしっかり運動ができている犬であっても、いつまでも健康で元気でいて欲しいのであれば、外で散歩をする習慣をつけておくと良いでしょう。
犬の健康に散歩が良いと言われるのは、ストレス解消に繋がるだけでなく、血液の中のカルシウム濃度を保ちやすい状態を作れるためです。
室内など動きが限定される場所で生活をしている犬にとって、家の外は好奇心を刺激するものが溢れた空間となります。そんな好奇心を満たす空間に行けば、犬のストレスは自然と緩和されていくでしょう。
室内を走り回っており、運動量は足りていると感じる犬でも、イライラして落ち着かない状態になっている場合は、ストレスが溜まっていることが考えられます。そんな状況に気付いた時は、積極的に散歩に連れ出すようにすると良いでしょう。
そんな散歩は、可能であれば日中に行くことがおすすめです。愛犬の骨を守るために欠かせない栄養素となるカルシウムですが、上手く体に吸収できるかどうかはビタミンDの状態によって変わってきます。そんなカルシウム摂取に欠かせないビタミンDを生成するために欠かせないものが、日光です。どれだけカルシウムが豊富に含まれたフードを与えても、日光浴ができない状態が続いていれば、体内のカルシウム量が減っていってしまうことは少なくありません。そのため、いつまでも元気でいて欲しいと考えるのであれば、散歩で日光を浴びさせる習慣をつけておくと良いでしょう。
日光には、幸せホルモンとも言われるセロトニンを増やす効果もあります。定期的に散歩に行き、日光を浴びさせる習慣をつければ、それだけで愛犬は幸せな気持ちを維持しやすくなるでしょう。効率的にセロトニンを増やしたい場合は、カツオやチーズ、大豆製品などが含まれたフードやおやつを積極的に与え、その上で散歩に行くことが有効です。